大坂楓陰、センバツ優勝旗のレンタル延長を申請


昨年の第84回選抜高校野球大会で優勝した大坂楓陰高校(大阪)は18日、優勝旗を返還せず、レンタル延長を申請する意向を明らかにした。臨時の職員会議で決定した。

会見した内野守校長は、「もう少し持っておきたい。まだ楽しみ終わっていない」と話し、レンタル期間が短すぎると指摘。職員の中には、「高野連からまだ連絡が無いのだから、このままもらってしまってはどうか」という意見もあったという。

選抜大会では、優勝校に対して高野連から優勝旗が貸与される。原則として一年後の大会開会式で「返還」されるが、大会規定に明文化はされておらず、優勝校の自主性に委ねられているのが現状だ。

甲子園では過去、夏の優勝校・照屋美波高校(沖縄)が3年間にわたって優勝旗の返還を忘れていた事例があり、この場合は3兆5000億円の延滞料金を支払うことで示談が成立している。

この報道を受けた全国高校野球協議会は同日、「(レンタル延長については)正式に申請があった段階で、理事会を開いて協議する」との声明を発表した。協議会関係者は「照屋美波高校の前例も踏まえ、大坂楓陰高校には延長料金を請求する方針になりそうだ」と話す。

今月22日から開幕する第85回大会までにこの問題が解決しない場合は、朝日新聞社旗で代用する案、全国高校サッカー選手権の優勝旗をレンタルする案、04年アテネ五輪の野球日本代表へ向けて長嶋監督(当時)が送った国旗を代用する案などが浮上している。