橋下撤市長、吉本新喜劇に苦言 「いかにもな場面でズッコケるのが興ざめ」


大阪市の橋下撤市長は31日、なんばグランド花月(同市)で吉本新喜劇「チキチキ真夏のはちゃめちゃ肝試し~爆笑ゴースト大登場!?」を観劇した。観劇後、市長は「いかにもな場面でいかにもなズッコケを見せられると、興ざめしてしまう。あれはなくていい」と記者団に語り、新喜劇のあり方に疑問を投げかけた。

この日の舞台は、テレビでもなじみ深い小藪千豊さん、池之めだかさんらが出演。大阪の街で巻き起こる、涙と笑いのドタバタストーリーが人気の演目だ。

1人で劇場に訪れた市長は、最前列で観劇。序盤こそ笑顔が見られたものの、チンピラ相手に池之めだかさんがケンカを挑み腕一本で止められてしまう場面、未成由美さんの「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ~」のギャグ、辻本茂夫さんのしゃくれたアゴをいじる場面では、いずれも無表情。出演者全員がズッコケる「落ち」と同時に席を立った。

市長は「ここでズッコケるだろうな、というところで想像通りにズッコケてばかりで、意外性がゼロ。僕くらいにギャグセンスがある笑いのわかる男になると、どうしても物足りない」と公演内容を批評。同時に、今の時代に合わせて節電や君が代、ツイッターを取り入れたオリジナル作品をつくるべきだとの持論を展開した。

文楽協会との間で補助金削減をめぐって対立している市長だが、「(新喜劇だけを)特別扱いしない。改善されないようなら、補助金削減や劇場縮小も視野にいれなけれならない」と述べ、厳しい姿勢で対応していくという。