「まるでバベルの塔」 スカイツリー、多言語案内が故障でパニック


写真=22日に開業した「東京スカイツリー」

写真=22日に開業した「東京スカイツリー」

開業初の週末を迎えた「世界一の塔」東京スカイツリー(東京・墨田区、全長634メートル)で27日、ツリー内の各所に設置された多言語案内機能が故障する騒ぎがあった。これにより観光客およそ一万人がパニックとなったため、第1・第2展望台の営業を中止した。

27 日午後1時頃、ツリー内のエレベーター、音声案内ガイド、入場ゲートなどで使用されている「海外からの観光客へ向けた多言語案内機能」が故障。ツリー内の 全電光表示がスワヒリ語になったほか、イギリスからの団体客に対してフランス語の音声案内が流れたり、大阪弁が延々繰り返されるなどの事態が発生した。

最も観光客の多い時間帯だったこともあり、ツリー内は一時パニックに。テロ事件と勘違いした人々が出口へ殺到するなどし、中には泣き出す人もいたという。当時の内部にいたという男性(30)は「突然言葉が通じなくなり、不安でいっぱいになった。まるでバベルの塔だ」と壮絶な様子を証言した。

これを受け、スカイツリーを運営する「東京スカイツリープロジェクト」は同日午後3時には第1・第2展望台の営業を打ち切った。多言語案内機能の故障は同日深夜に復旧し、明日からは通常営業に戻る予定。

この騒ぎで展望台に登れなかったというイギリス人女性(57)は、「仕方がないので、国立西洋美術館にあるブリューゲルの『バベルの塔』を見に行くわ」と話した。