ジミー・ウェールズ名乗る詐欺が相次ぐ  警視庁が注意呼びかけ


Wikipedia創設者のジミー・ウェールズを名乗った寄付金の振り込め詐欺が相次いでいる問題で、警視庁が注意を呼びかけている。

写真=寄付を強要する詐欺の画面

写真=寄付を強要する詐欺の画面

この詐欺は今年秋頃から全国的に発生しており、これまでに279件の被害報告がされている。被害者は全年齢層に渡り、「巧妙な手口で、なかなか詐欺と気付けないのではないか」(捜査関係者)という。

手口としては、Wikipediaを閲覧したパソコンでネットをしていると、ジミー・ウェールズが微笑みながら寄付を呼びかける画面が現れる。そこでは「あなたの寄付が必要だ」「お願い」などと振込みを催促するメッセージが表示されており、それが何十回もしつこく繰り返される。メッセージは「緊急のお願い」へとエスカレートすることもあり、あるいは、他のWikipedia関係者を名乗る場合もある。あまりにしつこいため、半ば詐欺だと思わずに被害に遭うケースが多いという。

こうした事態に対し、Wikipediaを運営するウィキメディア財団に取材を申し込むと「非常に遺憾。しかし、我々を寄付を必要としています。Wikipedia創設者ジミー・ウェールスからのメッセージをお読みください」とのコメントを得られた。

警視庁は今後もこうした悪質な振り込め詐欺が頻発すると見て、ジミー詐欺に対する注意を来年も呼びかけていく予定だ。