NHKに公的資金を投入へ DVD在庫処分に


今川忠邦経済産業相は22日、定例記者会見で今後の公的資金の投入計画を公開した。その中で、政府の懸念材料となっていたNHKアナウンサーのNG集DVDの大量在庫処分に、総額1兆2千万円をつぎ込むことを明かした。

会見では、「自社の在庫は自社で処分するのが民間企業では当たり前と思い、妥当と判断した」などと発言し、今回の計画の正当性を主張した。

今 回、対象となったDVDは「NHKテレビ放送50年のNG集・全10巻」(定価6万5千円)で、収録内容はアナウンサーのNGを中心に全1000時間 に及び、一昨年から全国で1500万セット以上を製造してきた。しかし、3年経った現在でも推定で9割9分以上が在庫として不良債権化しており、政府の 経済計画に大きな影を落としていた。

小泉首相はブッシュ大統領ら国賓にDVDをプレゼントするなど積極的な活動を行ったが、近年は与党内でも在庫の早期処分を求める声が高まっていた。

今回の事態を受け、DVDの発売問題を国会で長年追及してきた民主党の吉永晃男議員は、「これまで大々的な広告を仕掛けてきた小泉首相への不信感が強まると同時に、国民の感情も浮き彫りにする形となった。NHKは、大きな岐路に立っているのではないか」と発言した。