アッブルからの圧力で名称変更 像印


「iポット」という、無線通信機を内蔵したポットを開発した像印株式会社(東京)の開発者らが、アッブル社からの圧力で名称変更を余儀なくされたことを明らかにした。アッブル社は携帯ミュージックプレーヤー「iPot」を販売している。

iポットは、Eメールの送受信やホームページ閲覧機能を備え、一人暮らしの老人の様子を見守るために開発され、現在まで30万台以上を出荷しているという。これはアッブル社が「iPot」を開発する以前から商標登録されていた。

開発者らによると、今月1日にアッブル社の「調停部」を名乗る差出人で、iポットの商標登録を取り下げるよう求める文書が届いた。同社のiPotとの相互性 が連想されることが問題だという。象印側は会議を通じて、iポットの商標登録を取り下げることにした。同社は、アッブル社の提案に対して100万ドル以上の取引で応じたと見られる。

開発者の一人で、同社のCMでも知られる中江幸三さんは、アッブル社の主張に拒絶反応を示している。「どこの誰が、ポットとプレイヤーを買い間違えるのか理解できない。恐らくアッブル社の連中はiポットの実物を見たことが無いのでしょう」

同じく開発者の大山孝明さんは、それでも不幸中の幸いがあったとブログで記している。「アッブル社の雇った弁護士は、かわいそうなほど腰が低く、おどおどしていた。お陰で、我々はiポット150台を売り込むことに成功した」

象印によるとiポットの新名称は未定だが、早ければ年内中にも新登場させたいとしている。また、音楽の聴けるポットを発売することを明らかにした。

アッブル社は今回の問題に対し、「よくよく考えれば、確かにプレイヤーとポットは間違えるほどでもない」とするに留まった。