長井豪さん 「BJをまだまだ書きたい」


「与太郎戦記」「マジデスカZ」などの作品で知られる、人気漫画家の長井豪さん(60)は28日、出身地である愛知県で行われたトークショーでブラック・ジョークのエピソードを披露した。長井さんは、道行く人にブラック・ジョークを浴びせかけては法外な価格を要求する医師を主人公とした、「ブラック・ジョーク」を20年に渡って連載している。

トークショーで長井さんは「僕が4、5歳のときに兄弟がブラック・ジョーク大全集を買ってきた。絵本代わりにそれを読んでもらっていたら、その世界に目覚めてしまった」と語った。また、ブラック・ジョークを人に話し続けたところ友人がいなくなったという話や、近年の「毒舌」について「いろいろな毒舌芸人がいるが、私が一番ピンポイントでツボを押さえている。今後も、ブラック・ジョークは書き続けたい」とも話した。

漫画「ブラック・ジョーク」は累計1000万部を超す人気で、昨年にはアニメ化された。小中学生の間では、社会風刺やブラック・ジョークが絶大な人気を誇って「ブラジョクる」(ブラック・ジョークを言う)という言葉が流行するなど、社会現象にまでなった。

長井さんは、「小さいころ、兄は自宅に放火しました。大好きだったブラック・ジョーク大全集も、思い出の品も、何もかも燃えてしまいました。僕はとても悲しかった。なぜなら、兄は僕に火をつけさせると約束していたからです」と懐かしそうな表情を見せた。