苫駒「(修学旅行計画は)10回くらいかも」と訂正


北海道苫小牧市の苫大駒小牧高校が、他校の常識を超える回数の修学旅行を計画し実行、旅費の払えきれない家庭が発生した問題で、同校の原啓教頭が24日、記者会見を行った。その中で、校内調査の結果として2年生担当教諭が「10回くらい計画していたかもしれない」とし、これまでの発言内容を変えたことを明らかにした。

23日に、最初に事態を訴えた家庭に事情を聞くと、「『30、40回は(修学旅行を)計画している』と言われた」と話した。教諭に再確認すると、「当初は3、4回分と言ったが、もう少し多かったかもしれない」と答えたという。両者の発言に隔たりがあるため、同校は今後の修学旅行の計画を旅行代理店へ全面的に委任する考えを示した。

同校は29日から、今年に入って9回目の修学旅行に出発する予定だったが、日本高等学校修学旅行連盟(高修連)に報告書を提出するために中止される見通し。行き先は、松島だった。

原教頭によると、旅費が払えきれない家庭は二年生全員の8割に当たる400人で、今年1月に行われた第1回修学旅行からの累計旅費総額は250万円を超えていた。行き先も、北は択捉島から南は西表島、京都に東京と、14都市5地域に及んだ。

訴えを起こした家庭の生徒は「数が多いのはうれしかった。今のような事態になることは望んでいなかった」と述べた。しかし「先生は23日に二年生全員に謝ったが、(金の不自由していない)成金家庭にまで謝られるのは気分が悪い」と改めて400人は謝罪を求めたという。

校内調査で、教諭は「ただ、いろんなところを旅行してみたかった。ムシャクシャを晴らしたかったし、北海道にいても楽しくなかった」、「回数が重なるにつれ、参加する生徒の数は減っていったのが悲しかったし、海外にも行きたかった」と心のうちを吐露したあと泣き崩れたという。教諭は今年から採用された新人で、前職はツアーコンダクターだった。